映画メモ📝ぼけますから、よろしくお願いします。
こんにちは〜いけようです!!
久々に心動かされた映画、
これは撮影者である監督と高齢のご両親とのドキュメンタリー。
料理上手で社交的だった自慢の母がアルツハイマー病に冒される。
支えるのは95歳の腰の曲がった父。
開始15分から涙が止まらなくなった。
母親の症状がまだ初期の頃だ。
娘が帰省し嬉しそうな両親の笑顔、仲の良い3人家族。
おじいちゃんおばあちゃんになっても、娘が可愛いという気持ちが溢れている。
この映画に出てくる全ての人が優しい。
映し出されているのは
老老介護の現実の厳しさというよりも
人が老いていくこと、そのなかで変わらない親の愛情、夫婦の絆である。
あんなに優しい笑顔だった母親が
寝込みがちになりもう死にたいと泣き叫ぶ。
あんなに逞しかった父親が
スーパーへの買い物に腰を曲げながら息を切らし歩く。
その現実を娘である監督はカメラに収めながら受け入れ、支える。
頭がしっかりしていたとしても
私達の身体はいつか老い、思うように動かせなくなるのだ。
そのときこそ頼れる人に頼る勇気を持ち、感謝しながら日々を穏やかに過ごしたい。
私は以前から決めていることがある。
もしも私の母親がいつかこの先、
ボケて私のことを忘れてしまったら、
私はもう一度お母さんの友達になる。
子供にとって一番最初の友達は母親だ。
お母さんがしてくれたように
私はお母さんの友達になろう。
生きている限り人は老いからは逃げられない。
変化を受け入れ楽しみながらも
大切な人の老いに向き合わなくてはいけない。
戦後、お見合い結婚で結ばれたこのご夫婦が素敵すぎて
私も落ち着いたら真剣にお見合い、したくなりました。
誰かと生きるってすごくめんどくさそうなのにすごく幸せそうなんだもの。